夫が近くにいると感じた日 | EMIRIN A GOGO

2025/2/5

夢のトンネル
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PM22:55

今日は会社の新年会だった。

昨日はお休みで会社の友達からLINEがきた。

「明日の新年会どうする?」

「ご飯食べにいこ」

夫が亡くなった事ですっかり忘れていた。

全くそんな気分ではない。

私だけ楽しむって。

でも、何を思い悩んでも夫は帰ってこない。

みんな、私がご飯が食べれているのか心配している。

だから気晴らしに行くことにした。

ホテルでの立食パーティー。

こんなに悲しい事があったのに、しばらくすればお腹もすくし、料理も美味しく感じた。

ある程度食べた後は、新年会恒例のプレゼント大会。

今回の出席者は300人程度。

その中から20人程ランダムに選ばれてプレゼントがもらえる。

ホテルの天井を見ながら、もしあなたがここにいるなら私に当ててって心の中で願ってみた。

別にプレゼントが欲しいわけじゃない、何かしら理由をつけて夫が近くにいるって感じたかった。

大画面にプレゼントが映し出される。

蟹や黒毛和級、ダイソンの掃除機や冷温風器などなど、、

次はハンディープロジェクター。

「これは嫌だな、夫が居なければ意味がない」隣にいた友人に私が言った。

以前車中泊でプロジェクターあったらいいねー欲しいねーなんて話してたから。

私の名前が呼ばれた。

うそでしょ!!やっぱりいるんだ。

プレゼントなんかより、夫が私の近くにいるって思えた事がめちゃくちゃ嬉しかった。

きっと夫は私が落ち着いたらこのプロジェクターをもって車中泊旅に行けって言ってると思った。

そして、2人と一匹で思い出のYouTube見ようって。

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